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    お子様の目の症状

    細菌性結膜炎・ウィルス性結膜炎

    小さなお子様は風邪を引いたりして体調を崩すと充血や目やにが増える細菌性の結膜炎を起こすことがあります。適切な抗菌点眼薬を使用することで改善します。

    ウィルス性結膜炎はアデノウィルスの感染による流行性角結膜炎と咽頭結膜熱が多く見られます。充血や目やにが細菌性の結膜炎より強く認められることも多く、ノドの痛みや発熱などの症状を伴うことがあります。
    ウィルスに対する点眼薬は残念ながらないので、細菌の混合感染を抑える抗菌点眼薬や炎症を静める点眼薬を使用しながら経過を見ます。通常は1〜2週間で治癒に向かいます。

    屈折異常と弱視・斜視

    生活の中で見にくそうにしている。物を見るときに目を細めて見ている時などは屈折異常(近視・遠視・乱視)による視力不良の可能性があります。幼児の頃の視力不良は視力の発達の妨げとなり弱視になる可能性があります。適切な眼鏡を装用し、管理することで正常な視力の発達が期待できます。

    斜視とは目が内向きあるいは外向きにずれている状態です。生まれつきの斜視と成長の途中から現れる斜視があります。屈折異常が原因となる斜視や目の病気によって起こる斜視もあります。斜視の状態によっては早い対応が必要な時があります。お子様の目の向きが気になる時はしっかりとした検査が必要です。

    近視の進行

    近年、近視の進行の低年齢化が顕著になっています。生活環境の変化、デジタルデバイスの使用の増加、屋外での活動時間の短縮化などさまざまな原因が考えられています。近視の進行は単純に視力の低下だけでなく、眼軸長の延長による病気の発生リスクを高めます。近視進行抑制治療としてオルソケラトロジー、低濃度アトロピン点眼液、EDOFコンタクトレンズなどがあります。

    先天性鼻涙管閉塞

    生まれつき目から鼻の奥へとつながる涙の通り道である鼻涙管が閉塞している病気が先天性鼻涙管閉塞です。生まれて間もない頃から目に涙がたまっていたり、目やにが多くでる症状が続きます。まぶたの目頭側にある涙点から鼻涙管へ水を通すテストをおこなうことで診断できます。
    自然治癒の可能性がある病気ですが、生後6ヶ月以上待っても改善が見られない場合には、ブジーという細い針金を通すことで多くの場合治療できます。
    当院では先天性鼻涙管閉塞のブジー治療が可能です。

    当院の小児への対応

    当院では視能訓練士2名が常駐しており、小児の視力検査や精密検査、眼鏡処方や弱視治療に対応しております。お子様の目に関するご不安はぜひご相談ください。

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