眼瞼下垂の手術治療には、まぶたを動かす筋肉に対して行い、まぶたを引き上げ、開きやすくする手術と視界を遮っている弛んだまぶたの皮膚を切除する2つの種類の手術があります。
まぶたの筋肉に対する手術の代表が挙筋腱膜前転法とミューラー筋タッキング法です。
弛んだ皮膚を切除する手術が眉毛下皮膚切除と眼瞼皮膚切除です。
挙筋腱膜前転法
まぶたを引き上げる上眼瞼挙筋の腱膜を瞼板から外して、前転(前方へずらして)させた後、瞼板へ縫合する方法です。幅広く対応できる標準的な術式です。
ミューラー筋タッキング法
上眼瞼挙筋腱膜より、さらに眼球に近い層にあるミューラー筋を露出させて、折りたたむようにして瞼板へ縫合する方法です。中等度までの眼瞼下垂に対して行うことが多い術式です。ミューラー筋は柔らかい組織なため、眼瞼の形や、動きが自然な感じになりやすい方法です。
眉毛下皮膚切除
眉毛の下の皮膚を切除して、まぶたで余っている皮膚を吊り上げる方法です。
もともと一重の方で術後に二重にすることなく眼の印象を大きく変えたくない方におすすめの方法です。
眉毛のラインに沿って切開を行うことでキズあとが目立ちにくいようにします。
術後早期は多少キズが目立ちますが3〜6ヶ月程度で目立たなくなっていきます。
眼瞼皮膚切除
二重のラインあるいはまぶたの縁に近いところに切開を入れて余った皮膚を切除する方法です。
まぶたの皮膚が比較的薄い方や切除する皮膚の量が少ない方におすすめの方法です。
眼瞼下垂の費用
眼瞼下垂の手術は保険適用です。
3割負担の方は片眼30000円前後、両眼50000円前後です。
1割、2割負担の方は自己負担上限金額によって変わります。