ボトックスは筋肉を麻痺させて収縮を抑える薬剤です。上眼瞼後退(過度な見開き)に対しては原因となっている上眼瞼挙筋の炎症をしずめる治療が基本ですが、炎症がおさまった後でも過度な見開きが残ってしまっている場合があります。そのような症状に対してボトックス注射を行います。まぶたの裏側のまぶたを上げる筋肉に極少量のボトックスを注射することで、筋肉を弛緩させ過度な見開きを改善させます。
合併症
まぶたの下がりすぎ(眼瞼下垂)
眼球運動障害 眼球の上向きが悪くなることがあります。
ボトックスは3ヶ月程度で効果が切れる薬剤です。万が一合併症が起こった時にも時間が経つと回復します。
*この治療は保険適応がありませんので自費治療となります。斜視のボトックス治療は保険適応となります。